ニューヨーク、今んところブルックリン派です。

慣れ親しんだNYからLondonに武者修行。自分で言うのも何ですが、激動のロンドン生活を経て再びニューヨークへ!落ち武者?凱旋帰国?さあ、どっちなんでしょう...日本、ロンドン、ニューヨーク、どこへ行っても上手く枠にはまれない、はみだしオヤジのつぶやきブログです...

カテゴリ: EU問題


最近のイギリスはどう考えても少し変です。普段は政治の事なんか話したがらず、そんなのよく分からん、ハハハって言って仕事帰りに陽気にパブでビール飲んでるロンドナー達のもっぱらの話題はBrexit 。次の首相候補の大本命のボリスさんが早々とレース不参加を表明して、"なんじゃこりゃ" って感じです。中には"ホッとした"って人も多く、でもなんかみんなしっくりこない感じで。

同僚のD君がボソッと一言。

"なんか調子がおかしいんだよね。どっか体の調子が悪い訳じゃないんだけど...Brexit blue だね、きっと。"

Brexit blue か。まさにそんな感じ。

A君、今晩は何するの?ってAさんに聞かれて、

"Love island 観て...部屋で一人で泣く...嘘!笑"。

低俗でどう考えても自分より次元が低い人達がいっぱい出てくるこの番組くらいが丁度良いんだそうです...他の番組は暗い話題のばっかりだから...

僕はそうですねーウインブルドンで頑張ってる錦織選手を応援しようかなと。でも早々と負けちゃったら他に明るい話題が無くなってしまって更に落ち込むのが怖いので、ほどほどに影から見守る程度で応援したいと思っております...

みなさん、落ち込んでるイギリスをどうにかして元気付けてやってください!(そんなの無理ですね...笑)

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先週から今週にかけてイギリスはEU離脱関連で揺れに揺れ、先がなかなか見通せない状況ですが、とりあえず新しい首相、新政権が出来るまでは表向きには何もできないわけで、感情的になってしまってる人達の怒りが収まるのを待ってる感じです。最近、なぜかハワードスターン(アメリカの人気ラジオホストでアメリカズガットタレントの審査員でもお馴染みの)のラジオを会社で聞いてるんですけど、彼のお母さんが、

"もう腹立たしいったらありゃしない"

って凄い怒ってて、

"何に怒ってるの?"

って彼が聞いたら、

"イギリスよ。EUを出るとか出ないとか、私にゃサッパリわからないけど、とにかく腹立たしい!"

って言ってたそうです。

確かに今何が起こってるのか本当は全然わかってないのに訳も分からず怒ってる人が結構いるんじゃないかと...

今のイギリスの状況を例えるなら、ずっと辞めようと思ってた会社にフリーランスになりますって言って、でもまだしばらくはこのまま働いて、で、会社を出てからもフリーランスとして関係を続けていきたいです!って言ってる感じじゃないかと。本人は自分には実力もあるし、フリーでやっていく自信もあるし、いろんな束縛から解放されるから、最初はきついけどまあ何とかなるかなと踏んでるわけです。イギリスはかなり強気なんです。(今のところ猛反発受けて意気消沈してますが...)

長い目で見たらEUも離脱を決めた大手取引先のイギリスを目の敵にしてずっといびり続けるわけにもいかないだろうし。今回のこの世界中の大騒ぎを見ていると、やっぱりイギリスがヨーロッパの中心的存在なんだなって事が逆によくわかる気がします。イギリスが、どうでも良い取るに足らない小国だったらこんな大騒ぎしないでしょ?(まだ何も変わってないのにちょっと周りが騒ぎ過ぎな感はありますが...)


今回、イギリスのEU離脱関連について書いてる論評をいくつか読んでみたんですが、同じ事柄なのにこうも違う見方があるものかと感心しきりです。
イギリスなんてもう見切って、日本の企業は今までイギリスに置いていた拠点もドイツかフランスに移してしまえ!なんて人もいれば、その真逆で、フランクフルトは退屈だし、パリは税金高すぎるから、やっぱりイギリスに拠点を置いとくのが一番なんじゃない?って人もいて、かなり興味深いです。さらに言うと、もうイギリスはEUを見切ってこれから発展が十分期待できる国が集まってるイギリス連邦(Commonwealth of Nations)の加盟国との関係をさらに強固なものにして加盟国間での貿易をし易くして安全協定もしっかりと...なんていったらこっちの方が良いんじゃないの?とか。ちなみに規模だけでいったら世界人口の1/3をカバーしてるんだそうです。アフリカ諸国にオーストラリアにシンガポールにインドかあ。なるほど。

ジョージ2世の末裔で時期首相の大本命のボリスさん、今後、中国とも大接近したいと考えてるようですし、彼が描く大英帝国復活のシナリオはちょっと壮大すぎて、一般の人には傲慢で身勝手な考えとしか今んところ映ってないようです。

でも、ちょっと見方を変えると、時代にそぐわなくなった古い規則を見直して、商売の行き来はし易いようにゆるーくして、テロや安全対策については徹底的に仲間同士で助け合っていくような新しい繋がり方を世界各国が模索する段階にすでに入って来てるんじゃないかともいえるのではと。これからイギリスがどうなっていくのか、注目していきたいと思います。

などと書いてたらEU離脱派からEU加盟を希望している危険な国としてジョーカー扱いされていたトルコの空港でまた自爆テロ。今回のイギリスの決定が少なからず影響してるんでしょうか? テロが起きる根本の原因を解決しない限りもう防ぎようなんて無いです。世界がまた自国の周りに壁を作る方向にだけは進んで欲しくないと切に願うばかりです。

今旅行中のみなさん、これから旅行計画中のみなさん、くれぐれもお気をつけてください。



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EU離脱へ向けて一気に動き出したイギリス。各国、各都市のリーダーの皆さんが一斉に声明を出して世界中が浮き足立ってる感じですね。スコットランドの人達は今回の国民投票ではEUに残る方に投票した方が多かったようですが、結果的にまた独立に向けての絶好の機会をまた与えられた形になったわけで、近いうちにスコットランド独立を再度問う国民投票が行われる事になりそうです。

何と、今回の結果を受けていっそ独立してしまおうと声をあげているところが他にもあるんです。どこだかわかります? あっ題名見ればわかりますねー笑。
そうです、答えはロンドン!ロンドンがイギリスから独立っていうのはちょっと言い過ぎ?! ですよねー。
でも、国際都市ロンドンは実際にEU残留に投票した人の方が圧倒的に多かったですし、未だにEU残留を模索する動きが活発で、今回の結果に反対、国民投票のやり直しを求める署名も物凄い勢いで集まってるようです。昨日は"そのアクション遅すぎ!"って言いましたが、これが新しいムーブメントの序章なんだとしたら? ロンドン国誕生!なんてあり得ないって本当に言い切れます? ちなみに本気で独立に再度挑戦しようとしているスコットランドの人口は約530万人、ロンドンは約854万人です。頭数は問題無いんです。政治力も経済力も国際競争力も問題ありません!。ロンドンが本気でイギリスから独立を宣言したら? 最近の凄まじい動きを見ていると、本とか映画とかの架空の話なんじゃ無いの?なんて、笑って流せないよなーとつい考えてしまいます。でもやっぱり話が飛躍し過ぎですかね...
とにかく、若い人達が今回の結果には全然納得してないようで、若者vs高齢者ってはっきりした図式もすっかり出来上がってる感じです。ロンドンを除いてですが、北と南って感じで意見が分かれてるのも興味深いです。置かれてる状況とか意味合いは全然違いますが、日本でもあった"大阪都構想"の結末ともちょっとだぶる面があるような無いような...

今回の国民投票の結果のグラフはこちらで:



若い人達が希望を失った国は必ず衰退する...イギリスの新しいキャプテンになりそうなボリスさん、必死で若者に向けてメッセージを送っていた時の顔がちょっと強張ってたのが印象的でした。最近髪もちゃんと整ってきたような...スタイリストでも付き出したのか? ちょっと時期首相に向けて色気付いてきた?!

"前は好きだったんだけどなー、最近はね..."

ってD君がボソッと言ってました。若者の気持ちをしっかり捕まえておける秘策が彼にはあるんでしょうか?  彼の本当の手腕が問われるのはこれからって感じですね。
とりあえず10月まではこの大騒ぎは続きそうです...

余談ですが、今回95.9%って断トツの大差でEUに残りたいって言ったのは"Gibralter"(ジブラルタル)ってところです。イギリスにそんなとこあったっけ?って思いました? そうです。ここはイギリスなんだけどイギリスじゃあ無いんです。ここはスペインのイベリア半島にあるイギリス領なんです。そうですよねー、イギリスがEUから離脱しちゃったら肩身狭いなんてもんじゃ無いですよねー。今一番あたふたしてるのはジブラルタルの人達でしょうね、きっと。


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みなさんもうご存知だと思いますが、イギリスの国民投票の結果、EU離脱派が勝利! その結果を受けてポンドが急落、キャメロン首相が辞意を表明、で、この流れで行くとスコットランドの独立問題もまた持ち上がってきそうだし、とにかくイギリスが、いや世界中が大震撼した日になりました。

今朝のロンドンの地下鉄はちょっと異様な雰囲気。みんなどこか不安げで、覇気がない感じで...みんな強張った顔で新聞読んでます...
朝は普段、席に座れたことがなくて、日本の通勤ラッシュ並み?!(経験したことないのであくまで想像ですが...)なのに、今日はすんなり座れて。なんか影響してんのかなあ。

会社でもこの話題でもちきり?というよりはあんまりこのことについてみんな話したくないって感じで...ロンドンはEU離脱に反対の人が多かったようですし...
余談ですが、同僚のA君の友達が今晩、今回のEU離脱決定に抗議するデモに参加予定なんだとか。

"そのアクション遅すぎやろ!"

ってツッコミ入れたのが今日一番盛り上がった瞬間でした...

それにしても、大変な時にイギリスに来ちゃったなーと。でも個人的には今回の国民投票ってある意味公平で、国民の意思がちゃんと反映して政治が動いてるし、これは健全なやり方だなあと思います。

今回のEU脱退の決断が良かったのか、悪かったのかはこれからのイギリス次第。これからも明るい未来を見据えた前向きな決断を下していって欲しいもんです。

イギリスのみなさん、とにかく元気出していきましょう! 実際に新しいルールで動き出すまでには2年はかかるんでしょ?イギリスが不安がってるから世界中に不安な気持ちが伝染しちゃってますよー。(で、僕はイギリスに住んでる外人なんですが、どうかお手柔らかに〜。)

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